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制作現場から・・・・・(9) あとがきを書く(続続)

「本から生まれるものは愛であり希望である」
というメッセージには、
少し説明が必要です。
本文でも触れましたが、
タイタニック号が氷の海に沈もうとしているのに、
悠然と本を読む人がいたという記事を、
どこかで読んだことがあります。

「無人島に何かひとつ持っていくなら」という問いに、
多くの人が「本」と答えるということとも、
どこかで関係しているかもしれません。
そして何よりも末期ガンの私の友人が、
死の3日前に分厚い宇宙科学の本を読んでいたこと。
これらが合わさってこのメッセージが生まれました。

死を前にして人が本を読むのは、
知識を増やしたいからではありません。
彼らは、愛と希望をそこに探しているのだと思います。

 別の面から考えてみます。
「本の中にはぎっしり問いがつまっている」という説があります。
 阪神淡路大震災や東日本大震災では、
多くの幼い子どもがなくなりました。
町が水没したり、大火災が起こったり、
今もまだ行方不明の人がいたりなど、
私たちは人智を超えた不条理に、
見舞われることがあります。

そして人々は悲劇のまんなかで
「神よあなたはそこにいるのか?あなたがこの惨劇を許したのか?」
と問うことでしか、
与えられた試練を受け入れることができないのです。
どんな熱烈な問いにも神は黙したままです。
神が口を開かないのは、
人間の未熟な問いに、
心を揺さぶられないからだと説明する人もいます。

いささか宗教的な結論となりますが、
「本から生まれるものは愛であり希望である」というメッセージには、
神の沈黙を前にした人々の肯定があります。
神の答えがなくても、
私たちは愛を探し、
希望を求めることだけはできるのだ、
というのがこの本で得たひとつの結論です。
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絵本の制作も大詰めと言いました。
ここ3回で書いたのは
あとがきのようなものです。
あとがきが仕上がると
残るは「本文扉(1ページ目)」と
「奥付け(32ページ目」です。
今日写真で紹介しますのは、
本文と最初と最終ページ。
次からは表紙に戻ります。
完成まであと数歩のところですね。
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