スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日々の詩 10

あの橋を渡れ

運命の背丈を測ろうと
言葉を積み上げる
重ねても 重ねても
その背丈にいたらない

運命の深みを知るために
意味の野辺を駆け巡る
母の古い井戸に身を投げ
蝶の重い羽音に耳を傾けても
空の広さが残るだけ

運命の前髪を握れるように
8月の観念で武装し
善悪のビットを組織し
物質に由来する合理性で投網を打つが
運命は悠然と歩み去る

運命に近づくには
言葉を忘れなければならない
海底の貝をこじ開け
深い森の泉に耳をすまし
田舎者の心を取り戻さなければならない

偶然の寄せ集めを祝し
無意識の機を織り
運命の無意味をすすり
死と生の対位法を捨て
呪術に燈火を捧げなければならない

明日の透明な影に慄かず
孤独の淵で遊べ
なぜなら運命は
記憶のない時からやってくるのだから
あの長い橋を渡ってくるのだから

時を支配する秤が傾く
見えない大きな手がボタンを押す
見よ そして味わえ
焼けつく運命はふるさとのにおいがする
炎の上に懐かしい死者の顔が浮かぶ

世界は闇の中で自足する
スバルの澄んだ声が天上でまたたく
与えられる試練には
お前への励ましがこだましている

運命よ 奪うなら俺を奪え
この腕を切れ
目をつぶせ
臓腑をえぐり
太陽に晒せ

そのことにより
俺は光となる
額に永遠を刻印し渚を歩む
陶酔がただ一滴したたるのを感じながら・・・・・・

俺の喪失に眉ひとつ動かさず
天空は季節の薄皮をはがす
広場からいっせいにハトが舞い上がる
それが唯一の告知

街灯の下でひとりダンスを踊る者たち
祈れ そしてあの橋を渡れ

今年最後のブログです。
詩のミューズパンダに会ったことで
詩を書きはじめたことを喜び
「日々の詩」を題材にしました。
あまり進歩を感じられない詩作ですが
来年も努力しようと思います。

新春早々東京遠征です。
ファイターズの勝利を祈りつつ
今年のブログを閉じます。

いつもご購読ありがとうございます。
よいお年をお迎えください。

5

パンダもご挨拶です
スポンサーサイト

サードダウン・ロング

腫瘍マーカーの結果がでた。
正確には「PSA前立腺特異抗原」と呼ぶらしい。
「4.0」が正常値のところ
私の数値は「38.52」
正常な値の10倍近く
かなり高い値である。

いつもの触診もあり
服を着ながらカーテン越しに
医者にたずねた。
「腫瘍マーカーって何を測るのですか」と。
答えは明快だった。
前立腺が壊れると特殊な酵素が出る。
それが数値に現れ
当然ながら壊れ方が深刻なほど
数値は高くなる。

前立腺を壊すのは
ガンばかりではない。
私が治療中の炎症などによっても
やはり破壊される。
また自転車やバイクに
長時間乗る人たちも
前立腺を痛めやすいという。
そのため新聞配達や郵便配達の人に
前立腺炎の患者が多いそうだ。
へぇ~~~はじめて知った(と、私はトリビアの泉状態となった)。

前立腺ガンかどうかを見分けるには
細胞検査が手っ取り早い。
というわけで医者に紹介状を書いてもらい
1月の20日ごろに
王子クリニックという病院で
検査を受けることになった。
さてこの成り行きいかがなりますか?

フットボールでは
このようなピンチを
「サードダウン・ロング」と呼ぶ。

フットボールは4回の攻撃で
ダウンを更新しながら
敵陣のゴールを目指す陣取り合戦である。
4回の攻めで10ヤード進めば
新たに攻撃権が与えられ
進めなければ攻守交替となる。

腫瘍マーカーでガンの疑いのある私は
さしずめ自陣の奥深くから攻撃を開始し
サードダウンで長い距離(ロング)を残した
状態というところか。
4回攻めて10ヤード進めなければ
自陣のゴール前で攻守交替となる
そうなれば相手は
楽々とゴールを割るだろう。

サードダウンロングの場合
多少のリスクをおかしてでも
アグレッシブな攻撃を仕掛け
ファーストダウンを狙わなければならない。
さて私のチャレンジがうまくいき
新たなダウン(生活)を更新できる。
勝負は年明けになる。

たとえガンであっても
攻守交替ではないが
私としては何とか勝負の10ヤードを攻め抜き
サードダウンコンバージョンを成功させたい。

そう言えば新春早々の1月3日には
アメリカンフットボールの日本一を決める
ライスボウルがある。
KGファイターズの相手は
本年同様強豪オービックス。
もちろん私はファイターズの応援のため
東京遠征をする。
ファイターズの勝利が
サードダウン・ロングに挑む
私を励ましてくれるだろう。
LET'S GO KG

1

寝起きでボンヤリしているパンダも
もちろん私を励ましてくれる。

今年のよいこと

パンダと出会ったのは
10月14日 19時ごろであった。
そこまで正確に日時を覚えているのは
その日エキスポフラッシュフィールドで
関西アメリカンフットボールリーグ第4戦
龍谷大学との試合があったからだ。

そのフィールドは
大阪の北のはずれ
千里の不便な場所にあり
フットボールファンに不評の球技場である。
最寄りのモノレール駅まで
20分近く歩かなければならない。

パンダと出会うことができたのは
このグラウンドの立地条件だけでなく
いくつかの偶然が重なった結果である。

第1の偶然はその日の天候だ。
朝から秋の冷たい雨が降り
私たちは雨に打たれながら
試合を見る羽目になった。

第2の偶然はスコア。
ファイターズは攻守に圧倒し
残り2分を切った時点で
63対0の大差をつけていた。

ファイターズの試合を
最後まで見届けずに
私が帰るのはまれである。
観戦歴数百試合におよぶはずだけれど
途中で帰ったのは2~3度くらいだろう。

なぜかこの日
10年に1度あるかなしかの
途中退席を私は選んだ。
これが第4の偶然である。

5番目の偶然は
スタジアムを出るとすぐに
私の前を空車が通りかかった。
私はタクシーを飛ばして
JR茨木に向かった。

茨木駅の改札を入ろうとして
1年前に駅から数分のところで行われた
友だちの葬儀を思い出した。
彼女のあだ名は「パンダ」といった。

私の住まいがある西宮に行くには
JRから阪急電車に乗りかえなければならない。
長時間雨中の観戦をしたため
靴は水気を含んで冷たく
空腹だった。
ここで次の偶然が加わる。

梅田で大皿料理の居酒屋を営む
友だちの店に行こうと思ったのは
そこがおいしい料理を
手早く出してくれるから。

店に落ち着いてしばらくすると
か細いネコの泣き声が聞こえてきた。
どこかの酔っ払いが
野良の母親から子ネコを取り上げ
それをこの路地に捨てたという話だった。

店にいた客で
エサをやろうということになり
私がその役を買って出た。

見ると私の掌に乗るくらいの体である。
母親から離された恐怖もあってか
私に近づこうとしない。
捕まえようとしたとたん
小さな隙間から
鉄板でふたをした暗渠に
逃げ込んでしまった。
これが最後の偶然である。

このまま放っておけば
飢えと寒さで死んでしまうに違いない。
私は重い鉄板を片っ端からはがし
パンダを追い詰めていった。
反対側の鉄板を足で踏み鳴らしてもらい
逃げてきたパンダを
無事に捕獲できたのだった。

パンダ共々家に帰り
翌日動物病院へ連れて行った。
「生後1ヶ月少しですね」と医者は言った。
であるならパンダが生まれたのは
9月10日ごろということになる。

だからお前の誕生日は
その日にすることにした。
9月10日という日は
生と死が幾重にも交差する日ということを
お前は知っているかな?

お前がパンダという名前になった理由の1つは
その日偶然茨木駅に寄ったからだよ。
もっとほかにも偶然の秘密があるけど
それはまたいずれ教えてあげる。

あまりいいことがなかった今年
お前と出会ったことと
甲子園ボウル2連覇は
どびっきりのよいことだった。

3

アンプラグド

節電の季節がやってきた。
先日11月11日から12月11日までの
使用量のお知らせがポストに入っていた。
前年をさらに24.1%下回り
あと少しで100kwhを切る。

数値を下げたのは
パソコンを除く
すべてのプラグを抜いたからである。
アンプラグドは音楽として楽しいばかりでなく
カッコいい生き方の見本でもあるのだ。

困った問題がひとつある。
いつのブログか忘れたが
前立腺が炎症を起こしていると書いた。
この前の視察時に
腫瘍マーカーを検査したので
前立腺ガンなのかどうか
結果は来週にはわかる。

私が泌尿器科を訪ねたのは
頻尿に苦しめられたからだ。
夜中は目を覚まさない限り
トイレに行くことはないが
日中は1時間に1度は
便所に駆け込む。

自覚症状から
私は気のせいと言うか
心身症であると主張したが
医者は納得せず
触診で前立腺の炎症を見つけたのである。

この触診たるや
とても細部は語れないが
加齢と共に多くの人が罹る病なので
さわりだけでも書いておきたい。

手短に言えば
肛門から指を入れて
前立腺をグイグイ押すのである。
痛さはさほどでないが
何せ浣腸状態ではないか。

「我慢できますか」と医者。
「いやダメです トイレに行かせてください」と私。
「もう少し頑張って」と医者は言いながら さらにグイグイ。
「ダメです先生 イカせてください イカせてください」と私の絶叫。
かくして診察室からは
ポルノ映画まがいのセリフが
漏れ聞こえることになったのだった。

検査が終わり
病状の説明を受けたのだが
前立腺炎にとって最大の敵は
冷えだと聞かされた。
私が冬も暖房を我慢し
節電してきたと告げると
医者は怒り出した。
「節電なんかは若い人に任せて
あなたは暖かくしていなさい」と。

私が日常生活で
注意すべきことに話を向けたのに対して
医者は自分の足を突き出し
ズボンの裾をまくって見せた。
「私たちの年相応の格好をまずしてください」
そう言うなり私の半ズボンに
ジロリと目を向けるのだった。
もうすぐ夏だという季節に
医者はパッチもどきをはいていた。

頻尿を意識したのは
寒さが過ぎ去った5月末ごろである。
私は5月から10月まで
半ズボンとサンダル姿で過ごす。
おまけに私は水浴びが大好きで
冬でも水を浴び
金冷(つまり玉を冷やします)も欠かさない。

前立腺には冷えが悪いとするなら
確かに最悪の生活をしていたんだなあ。
そうかなあ健康的と思うのだが・・・・・・。

診療は現在も続き
医者によると白血球の数は
だいぶ減ってきたらしい。
しかし頻尿は止まらない。
やっぱり気のせいと違う?

だって水で手を洗ったり
水道のほとばしりを見たり
便所に行きたくなったらどうしよう
と考えるだけで
猛烈に小便がしたくなる。
家の鍵穴にキーを差し込もうとすると
漏らしそうになる症状も
ネットで調べた頻尿症候群と同じだし・・・・・・。

先生の注意を無視して
今年もNO暖房生活を続けている。
誰のためでもない。
私は自分との約束を果たしたいだけ。
安易にスイッチを入れる前に
工夫で寒さを撃退できないか
試しているだけ。

アンプラグドって結構
スッキリした生き方だと思いますよ。

明日走ります

12月も半分が過ぎた。
明日には甲子園ボウルがあり
その翌日は48回ピースボートクルーズの忘年会。
今年の会場は有馬温泉である。

ピースボートには
「波へい」という名の居酒屋があり
私たちはそこを根城にしていたため
「波へい軍団」と呼ばれていた。
その忘年会も今年で7回を数える。
甲子園ボウルの対戦相手である法政大を一蹴し
気持ちよく年忘れをしたいものだ。

次の週の23日(日曜日)には
高校アメリカンフットボールNO.1を決める
クリスマスボウルが控えている。
対戦相手は早稲田大学高等学院。
関学高等部(HIGH FIGHTERS)は
2年前に完敗した早稲田への雪辱に燃えている。

明日は朝6時から席取りのために
3塁側アルプス通用門の前で並ぶ。
開門は9時らしいので3時間の辛抱。
試合開始の13時までにはさらに4時間。
合計7時間の待ち時間であるけど
十分にその価値がある。

ちょうど1年前のブログで
私はそのときの様子をこう綴った。

9時の開門と同時に
私たちはいい席目指して一斉に走った。
80代が走った。
70代も走った。
60代も走った。
50代も走った。
オールドボーイたちは「ALL GRIT」で疾走した。
どの顔にも少年の無邪気が輝いていた。
二十歳のすがすがしい朝がそこにあった。

文中の「ALL GRIT」は
昨年のファイターズのスローガンで
「すべては気持ちしだい」そのままの戦いぶりで
学生チャンピオンに耀いた。

今年のスローガンは「BLAZE(感情の爆発)」。
私たちは「感情を爆発」させながら走るだろうが
日本社会よりも高齢化が進むファイターズファン。
願わくばジイチャンたちが
脳卒中などで倒れませんように!!!

同じ日には選挙がある。
若者離れが目立つ点では同じであるが
二十歳の朝の耀きがあるフットボールと違い
話題にするだけで気持ちがなえる
厚顔 浅はか 退屈 無知
軽々しくて薄情な政治状況がある。

誰がやっても同じ
何を決めても社会は変わらない。
この政治への閉塞感 無力感 停滞感は
気骨(GRIT)をもってしても
感情の爆発(BLAZE)でも打ち破れそうにない。

今の政治に欠けているのは
7時間でも待ち続ける憧れであり
足がもつれれても疾駆する躍動であり
共生感を生む連帯であり
成長への親身な願いであり
愛するものがあることの誇りである。

政治がこのような力を
すぐに取り戻すとは思えないので
明日は「BLAZE」を胸に
私は走ります。

日々の詩 9

あるボクサーに

言葉を葬り
お前は1本の樫の木になる
発話以前の状態に屹立し
古い神々のどよめきを聞く
お前は太陽の明るさを知っている

死のにおいのする幾何学を学び
水のないバスタブに座り不安と戦う
老いたヘビのように減量し
星にこぶしを預けバンテージを巻く
お前は知恵の苦味を知っている

お前のマルキストのようなアッパーは
相手のゆがんだ座標を打つ
お前のストレートが
相手の肉体の水源を断つ
お前は体の組成が水であるのを知っている

お前は試合のたびに短い遺書を書く
両親と恋人と1匹のネコにあてて
お前は年に1日だけ
恋人もネコも追い出し
雨戸を閉め切った暗い部屋で
ラベルのボレロをかけながら
ひとり泣き続ける
戦うことの悲しさのために
太陽の明るさのために
知恵の苦味のために
水が組成である存在の罠のために

でも今日は
ゆっくりレモンを齧ろう



クルーズレポート1

いやはやすごい嵐だった。
およそ60時間ばかり
震度5程度の縦揺れ 横揺れが続き
今朝ようやく船は敦賀に着いた。

私はまったく船酔いをしない人間だが
昨日は船室で書き物をしようとして
ムカッとなった。
すぐに収まったけれど
船酔い初体験である。

船上レポートを書くつもりが
電波の受信状態が最悪で
メールもインターネットも使えず
お手上げ状態であった。
というわけで
旅程もあと2日を残すのみの今日
はじめてブログをアップする。

私は7年前にピースボートに乗り
105日かけて世界一周の旅をした。
そのときの船は「トパーズ号」という老朽船だった
それに比べ乗船中の「オーシャンドリーム号」は
名前の通り「海の夢」のごとく施設は充実している。
ただしネット環境だけは・・・・・・(何とかしてね)

たくさん書きたいことがあるが
とりあえず直近の話題を
写真のキャプションとして書く。
また明日1日ネットを使えないので
明後日からでも
折々にレポートすることにします。

2

この航海でもお世話になった
居酒屋「波へい」
前回との違いは
スタッフ全員がインドネシアの男性になっていた。
おでんがメチャうま。
たこ焼きもかなりのレベル

201212060744000.jpg

500人が一度に食事できるメインダイニング。
今回は多くの韓国人と同席しての食事になった。
4日目のステーキがうまかったなあ。
201212062323000.jpg

船内の図書室に「奇跡の木」を寄贈しました。
明日はそれぞれの団体の活動を紹介する
イベントがあり
賛同者を募集します。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。